夏バテ予防、疲労回復
勿論、「これを食べていれば熱中症にならない!」などという食品はありません。しかし夏は体が疲れやすい季節で、その時に効率よく体に聞く栄養素を取っていれば夏バテを防いだり、軽く済ませたりすることができます。疲れて、バテていると、熱中症にもかかりやすくなってしまうのです。 夏バテをふせぐためには、疲労回復に役立つ栄養素を中心に取るのが効果的です。具体的にはビタミンB1、B2、B6などのビタミンB群、ビタミンB群と共に疲労回復に威力を発揮するマグネシウム、疲労回復に役立つクエン酸、体のストレスをやわらげるビタミンCなどです。あとは、体内で一番簡単にエネルギーに変わりやすい糖分をしっかりと摂っておくのも大事です。真夏に食事制限のあるダイエットとか、糖分ゼロの生活をしようとか、考えてはいけません。 ビタミンB群が多いのは豚肉、ウナギ、牛乳などです。アジやカツオにもビタミンやマグネシウムが含まれており、やはり旬の魚には体にいいものがたくさん含まれているんですね。夏の土用にウナギを食べると言うのも、ウナギに含まれている栄養素が夏バテ回復に役立つというちゃんとした裏付けあってのことです。 また、ビタミンCやクエン酸は、レモンなどの酸っぱい果物や柑橘類にたくさん含まれています。そこでおすすめなのが、夏場に自分で作る「はちみつレモン」です。レモンをスライスしたものを密閉できるピンやタッパーに入れ、ひたひたになるまで蜂蜜を入れます。半日から1日たつと水分が出てきて、これを水やソーダ、お湯などで薄めて飲むとおいしい蜂蜜レモンになっています。レモンが蜂蜜の上に出ないように蜂蜜を常に足していると、半月ぐらいは冷蔵庫で持ちます。さらに夏バテ用としては、ここにショウガを薄く切ったスライスを入れておくといいでしょう。生のショウガにはジンゲロールという成分が含まれていて、末梢血管をひろげて体の深部の温度を下げる、つまり「体を冷やす」働きがあり、夏場にはもってこいです。レモンが苦手でしたらオレンジ類でも作れますが、レモンよりも少し傷みやすくなるので、管理には気をつけましょう。 また、梅にもクエン酸がたくさん含まれていますので、初夏に出回る梅で梅シロップを作っておくのもいいですよ。梅のヘタを取り、ようじなどでいくつか穴を開けたら、果実と同量の氷砂糖、または白砂糖とつけ込みます。上から50ccほどの酢を回しかけておくと、発酵の予防になります。
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